2004-01-01から1年間の記事一覧

草映画10

しつこく続いているなあ。新しい製作は全然動いていないのだけども。えー、前回書いた『悪魔の屍』の撮影メモが出てきたので、そのまま貼ります。 彷徨猟奇譚墓場狂いの顛末(仮題) <ストーリー> 探偵が消えた。ある連続殺人犯を追っていたが、その消息は…

秩父外七峰

埼玉の秩父盆地東部に秩父外七峰というU字型に配された山々がある。大して高い山ではなく、昔から山越えの峠道だったので現在も縦横に生活道が走っている。強者には七峰を駆け巡る42.195キロのコースも用意されている。 今日はその半分の四峰、尾根伝いに作…

草映画9

ゴールデンウィークに撮影するぞ!と召集したが集まったのは計3人。でもそれならそれで成立させるのが「草映画」だと勝手に思っているのでGOだ。 実は今回新兵器を買ったのだよ。それはスモークマシーンだ。スモークには2種類あって、屋外で焚く発煙筒型…

鷹ノ巣山

家を真っ暗な4時30分過ぎに出発。今日は奥多摩の鷹ノ巣山を登る予定。コースタイムだと8時間くらいの行程なので、何かあると明るい内に戻れない可能性があると思い、こんな早朝深夜出となった。 2時間で東京の水がめ小河内ダム駐車場着。気温0℃でアスファ…

草映画8

完成作品をどこで観ようかと考えた。ウチのテレビモニターでこじんまりというのもねえ、せっかくの大作(?)をそれも虚しい気もする。色々検索してみる。カラオケボックスとかどうかなと思ったがいまひとつピンとこない。どっかの会議室会場を借りるとなる…

二子山、武川岳

クルマで6時に出発、1時間半で「道の駅芦ヶ久保」に到着。ここは場所的には秩父の入り口といったところかな。曇り空で冷え込み結構寒い、といっても氷点下ではない。 さっさと準備をして歩き始める。が道を間違えて30分のロス。←武川岳の表示板に従ったの…

草映画7

今回の撮影ではなんでも試してみるということで、まずはブルーバックによる合成をやる。最近はグリーンバックも合成用布として使っている、デジタルではブルーよりグリーンがヌケが良いという説があるが、本当はブルーの場合は青い眼の異人さんは目がヌケち…

草映画6

撮影を終えて、ではモニターでチェックしてみますかと、パソコンにケーブルを繋ぐとMo氏が作った自家製DVD「ウルトラセブン、戦闘シーン傑作選集」が流れる。まあよくもこんな手間のかかったことをと感心する前に、え、ビデオカードの性能ってこんなに良いの…

棒ノ折嶺

うー、だるい。肩と右足のふくらはぎが動くたびにギシギシいうし、オマケに少々の悪寒と頭痛もする。ったく。サイテーだ。 日曜日、7時西武池袋線飯能駅集合。今回はパワー登山氏と7月以来の参加の友人氏で計3人。山に向かう途中、パワー氏の提案で、6月…

草映画5

撮影のために、ビックカメラ大宮店に行き、照明器具アイランプ300Wスポット、500Wフラッド、ゲージ付とソケット×2個を購入。フジフィルム製のゼラチンフィルター、NDの濃いのも買ってみる。あとは、黒ラシャ紙、トレーシングペーパー、ブルーとオレンジの…

狼よ落日を斬れ

BSの録画したのを観るが、…つまらん。なんか正月の12時間ドラマを3時間のダイジェストしてCMを抜いたみたい。三隅研次の最後の作品というのもあるけど、こんなところにキャメラを置くはずがないんだけども、置いてしまって、伊福部昭の音楽が浮いているの…

草映画4

ちょっとした撮影Tips。 撮影、まあスナップ写真でもいいや。どこから撮りますか?質問の意味がわからないかな。言い換えるとどこにカメラを置きますかってことです。それがどうかしたかとお思いでしょうが、これを意識的にするかしないかでカット単位、映画…

鳴神山

G県K市は関東平野の北部山地がはじまる南端の斜面に位置し、清流で知られるW川が市を横切っている。東京からは急行電車で一時間四十分の距離にあり、市の玄関口のK駅の他に二路線の鉄道駅が狭い地域に集中する北関東の交通の要所となっていた。また昭和3…

草映画3

しばらく書かなかったのでどこまで行ったのやら、まあいいや、マジメに時系列に記述しても収拾つかないので色々話を飛ばしていくことにします。 今回、草映画をはじめるのに、美学的なところと技術的なところがどこまで出来るんだろうかと興味があった。 ま…

官ノ倉山

天気予報が外れたので不貞寝をやめて出てきたのが昼過ぎ。クルマで30分のところの300メートル級の小山、官ノ倉山。最近クルマで30分という単位が近いと感じるのはヘンなんでしょうかねえ。都内でクルマで30分なら、距離的に23区横断できるモンね。 小山とい…

木枯らし紋次郎

菅原文太が格好良いというより艶っぽくて驚く。話はテレビの特別版みたいです。山本麟一の漁師が決まっている。こういう役ができる役者がいないよねえ。江波杏子はミスキャスト。拓ボンは台詞がないけどアップあり。色々いっても映画ってスターの魅力だけで…

ほえる犬は噛まない

昔の週刊モーニングの連載マンガみたいだ。(さいきんは読んでいない)、世間的にはドジでグズな強烈なキャラクターのやつらが、ふとしたきっかけで変な事件に巻き込まれるが、ガテン系なパワーで解決していくアクの強いオフビートなコメディ。他人に薦める…

清水港に来た男

清水の次郎長を三下から見る切り口が面白い。それが勤皇と繋がってというハッタリが効いている。これは小国英雄の味なのか?こういうのはマキノ節としてはすごくうまいねえ。さすが長屋民主主義だ。

弥太郎笠(後編)

シーンがいちいち長えよ。前後編に営業上の理由で伸ばしたというが。鶴田浩二強すぎ。90分で50人くらい殺している。

番場の忠太郎

中川信夫と若山富三郎。新東宝の白っぽいモノクロ画面。破綻が無い職人芸、原作が良くできているし。やっぱ任侠といったら北関東の天保水滸伝なんだろうね。東映がバリエーションを作る前では。

フロム・ダスク・ティル・ドーン3

なぜか録ってあった。面白いじゃん。こういう外伝モノって好きだよ。アンブローズ・ビアズが主演なのも素晴らしい。このシリーズはいつも話が同じなのは仕方ないがねえ。ヒロインがバーバラ・スティールに似せたキャスティングだと思うけどいいね。アタマ空…

ラブ・オブ・ザ・ゲーム

サム・ライミについて書いていることの確認のため。変な映画だ。「巨人の星」の一番話の進まなかった大リーグボール三号ができる前で、白血病の女との恋愛沙汰のエピソードのときみたい。ベテランの最後のマウンドで完全試合するも回想で野球と女どっちを取…

大奥マル秘物語

東映お得意のこういうオムニバスだと、脚本家が勝手に書いていてバラバラだよねえっていつも思う。エロさがお上品。とりあえずみんな死んじゃうんだねえ。最近は死んで終わりってあまりないかな。昔はこういう突っ放したのばっかだったと思う。洋画しか見な…

草映画2

私というヒトは昔からココロザシが低いお調子者なので、自分のすべてをつぎ込んだ作品とか、生涯畢竟の傑作を作り上げるなんてド演歌な世界よりも、くっだらないバカバカしい映画を真剣に素早く撮って喜んでいる性質なのですね。 その意味じゃプログラム・ピ…

顔振峠

山登り足りないんで、日曜も登った。クルマで40分ほどの黒山三滝経由の峠歩き。東京から電車で行ける最も近いうちの一つのせいか、ハイキング客がわんさかいた。昼に出て夕方までゆっくりと歩いたので、そのころには人影もまばらになっていた。4時間くらい…

草映画1

「草映画」ってなんだろうとお思いでしょうが、早いハナシが草野球の映画版なんです。 いい歳をした大人が集まってできる遊びの代表が草野球でしょ。晴れた休日の一日、スケジュールを合わせて、敵味方審判合わせて20人ほど集め、ユニフォームやらバット、ボ…

伊豆ヶ岳

6時ちょっと前に家を出て、朝日が昇るのを横目で見ながら車を走らせる。市街地を外れ道幅が狭くなり、カーブが増えると奥武蔵の山々が近づいてくる。毎度のことながらワクワクするのは、遠足のようなものだからか。 名栗湖という人造湖に7時30分に着く。こ…

自殺サークル

園子温 DVDレンタルDVDは特典無し。園子温って観たこと無かったんです。でもねえ、エヴァ落ちとはねえ合点がいかないです。もう狐がみんな落ちたと思ったんだけど。自分探しの無意味で退行的な暴力の羅列は好きじゃない。安っぽいアイドル予備軍とか、インタ…

プレッジ

ショーン・ペン DVDショーン・ペンは古臭いといわれようが好きなんで観ます。やー、70年代前半のアメリカンニューシネマの「主人公の考えたくもない最悪の不幸のどん底感」に、久々打ちのめされる。そう思うと最近のハリウッド的な不幸も「やってます」って…

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

ピーター・ジャクソン ワーナーマイカル熊谷3時間を越える映画でまったく完璧な映画です。素晴らしいっス。これくらいの長さでちょうどいいです。前作の性急な感じはまるでなく、心理描写もより深いものになってます。いろんなテーマと演出が一体となってそ…