草映画6

撮影を終えて、ではモニターでチェックしてみますかと、パソコンにケーブルを繋ぐとMo氏が作った自家製DVD「ウルトラセブン、戦闘シーン傑作選集」が流れる。まあよくもこんな手間のかかったことをと感心する前に、え、ビデオカードの性能ってこんなに良いの世の中こんなに進んでいるのと画質のキレイさに驚く。うーんでもそうなるとウチのWindows98で動いている環境じゃとてもじゃないけど無理だ。
仕方なく最低限できるスペックでマシンを作ってみようと、パーツをかき集めた。泥縄式でいい加減な知識で作ったために間違った部品を買ったりして何度も店を往復したり、サポートセンターに怒鳴り込んだらこちらのケーブルの接続ミスだったりとほほな状態で時間がかかって大変だった。二度と自作はしないぞ。ちなみにこれがマシンスペックです。改造費〆て47000円くらい。

CPU       Intel Celeron2.0GHz
マザーボード  GIGABYTE 81PE
メモリ      256MB
ハードディスク 80G
ヴィデオボード GIGASBYTE Radeon9200SE
IEEEボード   玄人志向
soundボード   マザーボードに付属
OS       WindowsXP Home Edition
編集ソフトは無断なんとかしたPremiere4.1。

出来たマシンは全然ビデオ編集するためのメーカー推奨スペックじゃないのだが、動けば良いのだよ。

ようやく編集作業に入る。
まずは、パソコンとヴィデオカメラを繋ぎ、Windowsムービーメーカーを起動。OKカットごとに無圧縮の最大サイズのAVIファイルで取り込む。
次にフリーウェアの優秀なソフトAviUntを立ち上げ、色調補正、自動24p化、クリッピングなどで画面画質を加工してフィルムっぽい仕上がりにする。
今回は色調補正で、マカロニウェスタンあるいは勝プロっぽく茶系統と黒を強調しコントラストを強い画にしてみた。室内は逆にブルーを強調して香港ルノワールテイストにした。
24コマ化でフィルムっぽくなり影も少しは美しく出るようになった。なかなかの雰囲気ものだ。
あとフレームの上下を切ってシネスコサイズにしたみた。
一通り繋いだところで、ビデオ変換ソフトTMPGEncの無料お試し期間の機能を使い、Mpeg-2の小さなファイルを作り、自分のサイトにアップロードしてメンバーに観てもらう。ネット上で初号試写が出来たというわけ。
ついでに連絡をスムーズにするためにYahoo!のグループを使いメーリングリストを作り、現場スナップ写真もここで楽しめるようになった。

(後半のSFX、音楽Mix編に続く)