映画-く

クランスマン

クランスマン [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/09/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見るテレンス・ヤング監督。サミュエル・フラーが脚本に参加している。 南部の黒人とKKKと街の治安を守るはずの保安官の争いが、狂ったまま…

孔雀夫人

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD2604/ ウイリアム・ワイラーのゴールドウィンのところで撮った作品は、黄金期のまじめな日本映画にものすごく影響があったんじゃないかと思った。というのはこの話はまったく今の日本でリメイクしても充分通用する内容…

国定忠治

(1958) 小沢茂弘 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD25855/index.html ご存じなお話でもって、片岡の千恵蔵御大が相変わらずの芝居をしてくれんのでね、慣れれば面白いです。 あれだね、やはり活動写真の役者たちの歌舞伎へのコンプレックスは抜き難い…

鞍馬天狗 鞍馬の火祭

1951:大曽根辰夫 松竹京都 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD27392/index.html 鞍馬天狗の大曽根バージョンはやはりつまらないなあ。ただ美空ひばりをはじめとする歌い手が次々に歌いだす歌謡シーンは良いというか歌が出るとホッとするくらいしか他は…

クイール

13日公開の崔洋一の新作。 …犬、カワイイじゃねえか。主演のクイールさんが素晴らしいのですよ。泣きどころもものすごく押さえていて、それでいて押し付けがましくなく淡々としたユーモアを交えてしみじみとしていて良いのです。役者ももちろんみんな安心し…

黒の天使 vol.2

99 石井隆(シネマミラノ) 石井隆の世界はどこまで有効なのか。これには、前から疑念があった。彼の作る世界が独特で強固であればあるほど、時代から乖離していくのではないかという不安。『死んでもいい』から『GONIN』の頃までは、バブルからバブル崩壊の…

クレヨンしんちゃん電撃!ブタのヒヅメ大作戦

98 原恵一(ビデオ) 「クレヨンしんちゃんが面白い」との噂は聞いていたが、初めて見てなるほど子供向きと言うよりは大人向き(ということは手を抜いていない)に出来ていて、ウルトラマンや仮面ライダーで育ったお父さん、お母さんも楽しめる 宮崎駿映画か…

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

01 原 恵一(熊谷ワーナーマイカル) 30男は、女房子供を質に入れてでも観ろ。30女は舅姑を縛ってでも出かけろ。21世紀がこの先99年、なにもなくても、この映画があっただけで、この世紀は救われる。しかも、これはいま観ないとダメなんだ。永遠の名…

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

02 原恵一 (ワーナーマイカル熊谷) 前作は掛け値なしの大傑作だったけど、今回はまた難しいモノ作ったね。曰く「クレしんでやる必要があるのか」「アニ メでこんな作品を作って良いのか」。 答えは、監督の意図に乗るか、乗らないかの二通りあって、それぞれ…

狂わせたいの

98 石橋義正(ビデオ) 京都発のインディーズ映画と言うのだが、頑張っているとは思うんだけど16ミリでモノクロで撮っている力強さが無い。奇妙な夜を過ごしたサラリーマンの話なのだが、照明の限度もあるのだろうし、ワザと匿名の街と言う設定で撮っている…

クルシメさん

97 井口昇(ビデオ) 56分のビデオの中に込められた想いは存在するのか。この作品に関しては答えはイエスである。ビデオという日常というか、どこまでも被写体に肉薄するメディアを巧み使い、登場人物の存在を少しづつ露わにしていく過程がそこには映されて…

グリ−ン・ディスティニー

臥虎藏龍CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON 00アン・リー (ヴィデオ) 劇場で観たらもっともっといい気分になれたろうな。映画の持つファンタジーの力を、いま最大限に利用しているの がワイヤワークであることは異論はないだろう。それをここまで磨き上げた香…

グラディエーター 

GLADIATOR 00 リドリー・スコット(ビデオ) ここ何年かの間で、テレビ番組のBGMでサウンドトラックが使われることが多くなった。それまではタブー的にオーケストレーションは使われなかったのだけど、いまは一般的になってきている。わかりやすいのは「料…

グッドフェローズ

GOODFELLAS 90 マーティン・スコセッシ (ヴィデオ) やはりニューヨークのチンピラを描かせるとスコセッシに敵うものはいないな。何者かに影響されて、パシリから組織 の一員になり、主人公が狂気に駆られ、逆に破滅するのがかれの映画のスタイルだ。そこから…