映画-か
Amazonには売ってません。 ※ネタバレはしてませんが、観終わってから読んだほうがいいです。 ジャック・ターナー(1947)。 夜間、車を走らせながら過去のフラッシュバックが始まるあたりでは、おお教科書通りのフィルムワール的な展開、だから古典なのかな…
吹き替え版。 おもしろい、面白いんだよね、うん面白いのだろう…。でも好きだよ。楽しめます。 というのはテンポ的に入っていくまでやたら時間がかかったから。これがチャウ・シンチーの味なのかと言われても『少林サッカー』以外観て無いからよくわからない…
(1957) 並木鏡太郎 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD25143/index.html アラカンが桂小五郎で、大河内伝次郎が近藤勇というひねりのないキャスティング。 なんといいますか、アラカンが鞍馬天狗にしか見えないのがご愛嬌。調べるのが面倒なんで勘で書く…
(1995)マーチン・スコセッシ http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10426/index.html この映画のサントラ盤が素晴らしいので借りてみたけど、映画の中じゃ抜粋音楽なので雰囲気が違いダメだねえ。なんか楽しくない。ゴダールの『軽蔑』のテーマ(ジョルジュ…
吉祥寺ジャヴ50。相変わらず観難い劇場。一番前に座っちゃったよ。 カウリスマキはそれほど観てないんだけど、『浮き雲』を観た時から気になっていたのは、視線で繋いでシーンを作る巧みさ(というか健気さかな)、もさることながら、手の使い方がものすごく…
http://www.tmc-ov.co.jp/taboo7/018/(一応18禁よ)。書くまでもなく中野貴雄監督作品。やっぱ好きだなあ、しょーもないギャグセンス。同世代としてワクワクするのです。細かいところを手を抜かないのがツボでひとつも外さないところがすごい。あれを数日で…
1980工藤栄一ヴィデオ 工藤栄一の作品を観ていると、主人公が登場するシーンでは、いつも全面的にその人物を肯定するシーンから入っているような気がする。 まず彼がどんな設定でどんな人物であろうが、それ以前に彼をまず受け入れるべき人間として描いてい…
中野貴雄 ヴィデオ「里見光太郎がまだ水戸黄門だった頃、江戸では万華教と呼ばれる邪教が流行っていた…」という脱力する素晴らしいナレーションに、江戸城をバックに大蝦蟇が現れ、勇壮な音楽とともに物語ははじまる(いや、単に手にはめたカエル人形なのだ…
98 磯村一路(新宿東映プラザ) 湖水を滑るように進むボート。高校時代という時間。自分が自分でしかない悔しいもどかしい時。その一瞬一瞬がスローモーションのように思い出される映画。(ここら辺キネマ旬報っぽいな) ナッちゃんこと田中麗奈が進学校にや…
00 黒沢清(テアトル新宿) 黒沢清の映画は、いつも「映画」を観るだけではなく、「映画」の体験を観客に余儀なくさせることだ。 適当な言葉がないが純粋映画という言い方は好きではないが、ジョン・フォードの『捜索者』が西部劇映画を遥かに越えた美しい映…
84 曽根中生(ビデオ) 『新唐獅子株式会社』の予習と、『天才伝説 横山やすし』の復習ということで観てみましたが、鈴木清順一派の日活路線(ナイトクラブの世界)と東映ヤクザ路線(キャバレー、ドブ板の世界)のセットや雰囲気の作り方の違いが出ていたり…
(新宿オデオン座) 覚醒 [DVD]" title="ガメラ3 邪神覚醒 [DVD]" class="asin"> 平成ガメラは、どれかお好きですか。私は1ですけどね。あれが一番単純で分かりやすいアクションだった気がする。G3は、その前2作を観てないと楽しめない構造になっている。ま…
99 金子修介(ニュー東宝シネマ) 覚醒 [DVD]" title="ガメラ3 邪神覚醒 [DVD]" class="asin"> 「ガメラは人類の敵かもしれない」という疑惑は怪獣ものには当然つきまとうものである。そもそもギャオスやレギオンを何十匹殺しても心痛めないような亀がなぜ、…
01 四ノ宮浩 (某所ホール 16mm映写) ドキュメンタリー映画は常に何かを突きつけられる瞬間を持っているのだけれど、その様子も最近は声高に政治・社 会不正を叫ぶものから生活している人々を写していく 静かなスタイルのものが多くなっているようだ。ひ…
79 前田陽一(ビデオ) 中野武蔵野ホールの『前田陽一映画祭』を観ようかどうか、考えていてプログラムを調べてみたら、ほとんど全部ビデオ化されていないことに気付いた。よおしと、景気付けに観てから考えようとビデオ屋の棚から抜いてきた。 たるんだテレ…
こわれている筈の奥崎謙三は、生きていた。そう『ゆきゆきて神軍』で刑務所に入った奥崎は、娑婆に帰ってきた。AV に出演するために。 彼を取り囲む若いスタッフ。特殊漫画家根本敬を始めとするスタッフは、いきなり奥崎の途切れない話のペースに巻き込まれ…
98 神様(新宿ロフト・プラス・ワン) 老いて群れから取り残された獅子をハイエナ達が遠巻きにして弱るのを待っている。上空にはハゲタカも。でもまだ手は出せない。 高齢と病気、長年の独房生活でパラノイア気質が悪化した奥崎謙三を主演に迎え、本職でない…
01三池崇史 (リーブル池袋) いまの日本で一番おもしろい映画を連発する監督の作品が、これほど次々と観られるのはなんと幸福なことか。一作 を観終わって、次作を渇望すること無いなんてことがあり得るのか。あらゆるうるさ方を唸らせながら問題作ばかり作っ…
GATTACA 98 アンドリュー・ニコル(ビデオ) レトロ・フューチャー、懐かしき未来図。小松崎茂のイラスト、どこかで一度は見た世界がそこには広がっている。宇宙への憧憬。遺伝子による人種差別。ちり一つ無い透明な巨大な建物。無表情に動く人々。 そんな端…
SCABIES 87 アボルファズル・ジャリリ(シネ・ラ・セット) アッバス・キアロスタミだけじゃないんだぜ、とばかりに配給元の意気込みが伝わってきそうなイラン映画。「友だちのうちはどこ?」 と同じく1987年の製作。 また「友だち〜」と同様、子供が主人公…
01 黒沢清(ヴァージンシネマズ・市川コルトンプラザ) 映画は、商品なのか作品なのか。個人のものであるとしたら「作品」であり、金を取るとしたら「商品」だと思う。誰かにほめられるだけなら「作品」だけど、議論されるなら「商品」だ。 企画:「インターネットのな…