映画が目にしみる作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (25件) を見る中日新聞に2002年8月から2006年10月までに掲載された、映画、テレビ、映画本などを紹介している。新聞紙面という制約のせいか、…

映画の呼吸―澤井信一郎の監督作法作者: 澤井信一郎,鈴木一誌出版社/メーカー: ワイズ出版発売日: 2006/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (16件) を見るかつて「新人監督日記」を読んだとき、著者である監督の和田誠が主人…

エクスプローリング・ザ・マトリックス (SHO-PRO BOOKS)作者: スティーブン・バクスター,カレン・ヘイバー,大島豊出版社/メーカー: 小学館プロダクション発売日: 2003/10/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る 『マ…

「映画評論」の時代作者: 佐藤忠男,岸川真出版社/メーカー: カタログハウス発売日: 2003/05メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る 個人的には、佐藤重臣のアングラ指向とか大島渚らの政治的アジ文章とかは好きでない。いまの人は…

映画美術―擬景・借景・嘘百景作者: 木村威夫,荒川邦彦出版社/メーカー: ワイズ出版発売日: 2004/07/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る 美術監督の木村威夫については改めて紹介することもないだろう。鈴木清順をはじめとす…

映画監督の未映像化プロジェクト UNFILMED PROJECTS作者: 遠山純生出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン発売日: 2001/12/08メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見るムックとしてはおもしろい切り口だけど、レイアウト…

映画は陽炎の如く作者: 犬塚稔出版社/メーカー: 草思社発売日: 2001/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る百歳を越えた、脚本家・監督としての筆者の自伝。まわりはみんな死んじゃったから言いたい放題怖いもの無し。でも…

エド・ウッド―史上最低の映画監督作者: ルドルフグレイ,Rudolph Grey,稲葉紀子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1995/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るエド・ウッドについて生涯を関係者の証言を基に描き出す本書の前半部のダイジェス…

映画はやくざなり作者: 笠原和夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/06/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (20件) を見る 著者が生前、小説新潮に書いた脚本家生活の「わがやくざ映画」人生、映画芸術に書かれた『あの夏一番静かな海…

映画はおそろしい作者: 黒沢清出版社/メーカー: 青土社発売日: 2001/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (22件) を見る 映画監督が性格が良いからだといって、その作品がおもしろいかはわからないけど、ただ、映画監督という…

モーニング娘。じゃないんだからタイトルに｢、｣や｢。｣を入れるのやめてくれないかなあ。 しかしいきなり冒頭から2頁半の一人語りでハスミニアン大喜びの饒舌さ。あいだに伊丹十三(映画を撮る前)の、幇間鼎談が入り、だれにでも 伊丹がバカであるかわかってし…

映画突破伝―「人肉饅頭」から「クイーン・コング」まで (映画秘宝COLLECTION (16))作者: 江戸木純,叶井俊太郎出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2001/07メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る ｢カンヌ映画祭の意義なんて、そういう…

映画史への招待作者: 四方田犬彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/04/09メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る 四方田先生はどこへ行こうとしているのか。これを教科書にして授業を受けた生徒は映画が好…

映画は頭を解放する作者: ライナー・ヴェルナーファスビンダー,Rainer Werner Fassbinder,明石政紀出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1999/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 興味本位で、読みましたがライナー・ヴェルナ…

国際的映画総会屋である彼の90年代の総長賭博は成功し、ついでに北野武バブル転がしも成功し、外国映画界にも片足残している。このいやらしいヌエの様なやり方は、昔から変わってないけどね（物事を相対化してしまう、評論家のやり口）。 表紙の装丁は、次は…

映画は語る作者: 淀川長治,山田宏一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/03/25メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 長い本であるけど、二人の関係を示すには、あとがきに書かれた山田氏が淀川氏とのはじめての対談の場…

映画が幸福だった頃―田中徳三映画術作者: 田中徳三,綾羽一紀出版社/メーカー: JDC発売日: 1994/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る いま結構気になっている映画会社がいまは名前はあるが残ってない「大映」。あまりに渋い会社は職人的な映…

映画監督 深作欣二作者: 深作欣二,山根貞男出版社/メーカー: ワイズ出版発売日: 2003/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る まあ類書が無いので労作なのだろうが、全体的に漂う体温の低さはなんだろうか。平たく言…

映画撮影とは何か―キャメラマン40人の証言作者: 佐々木原保志,山口猛出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1997/09/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 映画は様々な光学等の技術を駆使して作られているのに、批評は相変わらず作…

映画美術の情念作者: 内藤昭,東陽一出版社/メーカー: リトルモア発売日: 1992/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 美術監督の内藤昭は、大映で溝口健二の美術監督水谷浩につき、その後最盛期の大映京都の時代劇現…

南正守 監修稲垣浩 S54 高津装飾美術 なぜか図書館に所蔵されていた限定2500部の本。映画の小道具専門店として知らないものはない高津装飾美術の社長の半生を記述した本。 京都の古道具屋だった高津（こうず）新古道具店に勤めだした大正11年の頃、偶然マキ…

内田吐夢 S43 三一書房 鈴木尚之の「私説内田吐夢伝」と併せて読むと、内田吐夢の複雑さとそのスケールが一層明らかになってくるように思える。壮大なまで大上段に構え芸術とはなにか悩み葛藤しながらも、その実の部分がなかなか見せな、大柄な外見とは違う…