さんぽ自慢

里に紅葉が下りてきたので、昼過ぎから近くの人造湖がある公園へ向かう。雑木が色づき水辺に映えて美しい。一周してそのまま敷地の奥の里山を登り通り抜けると開けた台地に出る。広い麦畑がトラクターで耕されていた。霜が下りた真冬でも緑の芽が出て伸びて、初夏には黄金色の穂で覆われて麦秋を迎える景色も画になります。
上空を見上げるとエンジン付きのパラグライダーが2機、河川敷あたりを舞っている。
小さな神社に隣接した公園で、ザックを下ろし、湯を沸かしコーヒーを淹れる。持ってきたバナナとあんドーナッツをパクつく。咲き乱れる寒椿の艶やかな赤が、冬枯れた寒空によく似合う。けっこう何もないこの季節も良いものです。
林の中からガサガサと音がしたのでドキッとしたら、キジのつがいが飛び立った。2時間くらいアスファルトを歩くのは疲れます。家に帰ると少し寒気が…カゼをひかぬようにしよう。
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*1:タイトルは志ん生師匠の「びんぼう自慢」のもじりです