せせり

友人氏と川口に焼肉でも食いに行くかと出掛ける。駅の辺りはいつの間にかきれいに再開発されていた。ビルの間を抜けて行くと、見覚えのある小径に出る。十数年前に来たことのある商店街だ。暗かったせいもあるけど、全然面影が無い。このあたりと期待していた店も無く彷徨う。途中不動産屋に「エルザタワーの最上階賃貸物件」の広告が貼られていた。…55階ダイニング27帖、4LDKくらいだったかな。で月40万円だって。借りる人いるのかね。
ともかく駅周辺、呑み屋街を探してうろうろ。焼肉ソウルという店を見つけて入る。メニューにあった「せせり」が気になり、訊ねると鶏の首の筋肉ということ。それと豚肉のカシラ、トントロ、ロースの塩味セットを頼む。
テーブルに運ばれてきた七輪の炭火で焼く。豚は美味いな。最近は牛カルビ、ロースにタレというよりは、あっさり豚に塩という方が好み。次に運ばれてきたせせりは、細長い肉で塩ニンニク味が付いている。さっそく焼いて口に入れると不思議な食感。鳥モモの足の筋がいくつも束ねられたようなさばさばとして肉じゃない感じ。味も美味いというよりは珍味かな。一度機会があればお試しあれ。