昭和のまぼろし
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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でも実はあと10年くらいしないと、この連続時事コラムの本当の価値や意味は出てこないと思う。したたかな著者はそれくらいは既に計算に入れているはずだ。トータルでの、平成のクロニクルとして、なかなか残らない資料として残そうとしているはずだ。
それはともあれ、彼の女優の趣味は変わらずです。そのために変な映画の点が甘くなるので注意が必要だ。その趣味というのは「額が広く、鼻が少し上向きの女性」が好き。ちょっと前ならキャスリーン・ターナー、いまならニコール・キッドマンだ。彼女らの出る映画は大体ホメています。