氷室山(1236m)、天目山(1303m) (群馬県榛名町)

ryotsunoda2006-02-20


土曜日は天気が良いので、無理矢理にでも起きて遅くなっても出かけようと、10時に出発。
関越道を北上するもすぐに、ノロノロ運転に。…なぜ?スキー場への渋滞のようです。おかげで結構時間をロスったみたい。
渋川伊香保ICを降り、伊香保温泉に向かうバスの後をついていく。冬場の温泉街は意外に賑わっていたよ。日帰り入浴の幟がいくつもあった。
そこを過ぎると、急カーブの続く山道になる。視界の開けたところでは、近くに谷川連峰が白く輝き、巨大な壁に見える。
山道を登りきり、カルデラ地形の中に入り、平坦な道になった地点、ヤセオネ峠に折りたたみ自転車をデポする。今日は片道はここまで歩いて帰りはサイクリングと目論む。
さらに榛名湖畔へ向かう。枯れ木の山々だが雪は無く拍子抜け。湖が見える頃、凍結した日陰の道路を行くと、ああ速度が速すぎたのか突如、スリップする。ブレーキを踏んじゃイカンとアタマでわかっても本能的に踏む。…が効かない。時速30キロほどでコントロール不能で、ガードレールが近づく。それでもなんか変に冷静で、このままだと修理代がかさむなあとか、ぶつかったら痛いだろーなとランダムな思考がよぎる。突如、ハンドルにコントロールが戻り、車体が逆に流れたので、湖に落ちることは免れる。カウンターを当てるも、急ハンドルだったのか、反対方向にすーっと流れ焦る。それでも2、3度左右にふらついたあとに、ようやくタイヤが道路をグリップしたので、ゆっくりと加速して難を逃れる。この間30秒くらい。あー心臓に悪い。
 榛名湖周辺は、結構な人出で、駐車するのに一苦労した。ワカサギ釣りや、スケート、氷上バギーなんかに家族連れが興していた。
装備を整えて、土産物店のワカサギ定食の文字を横目で見ながら歩き出す。ホント、道路はカチカチで普通に歩いていても滑って転がりそうになる。
天気は上々だけど、やはり空気は冷たい。ゆっくりとぶらぶら行くも、登山道入口がよくわからない。迷った挙句、横にある坂道を行くことに気づく。
12時30分、天神峠からスタート。このルートは関東ふれあいの道なので、コースで迷うことはないだろう。
しかしですねえ、急坂には全部木製の階段が付けられている。今日歩いた道の7割がそんな階段だった。つまらない…。強制的に登らされているようで、気持ち悪い。
最初のピーク、氷室山には20分で到着。展望はなし。身体が暖まりぽかぽかで気持ちいい。湖の賑わいがかすかに聞こえる。
またここから急に下る道も木製階段。なんかこのルート、ハイキングのためのハイキング道ってカンジで風情がないよ。雪も少なく、南側は溶けてぬかるみに、雪のあるところも風のためか、シャーベット状で固く、滑りやすい。足元に注意して歩き続けるために景色を眺める余裕もなし。まあ景色もイマイチだけど。雪に残ったケモノたちの足跡を見てたのしむ。
天目山に13時15分着。カップラーメンとおにぎり。風が冷たいっす。だらだらとしたアップダウンがある尾根道を行く。春のヤマツツジの頃が良いんだろうな。
七曲峠と松之沢峠で車道を横切り、突き出た巨岩、磨墨岩を眺めたあとにあずまやで休憩。このときウインドブレーカーをどっかに置き忘れたことに気づく。自転車じゃ寒いよな、と勝手に決めて、予定を変更してここから下る。およそ30分で湖の周回道路に出る。今朝ほどのスリップ地点を過ぎ、駐車場に辿り着いたのは16時30分頃。新しい靴だったので、つま先が痛いです。
なんかいまひとつ、遠くに来た気も気分もしないねえ。次回はもう少し山奥とか雰囲気のあるところに行こう。それか陽だまりでぬくぬく出来るところへ。