孤高の人

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人」は昭和初期の実在の登山家、加藤文太郎の話。
人並みはずれた脚力の持ち主で「単独行の加藤」と呼ばれ、誰も行かなかった真冬の北アルプスをひとりで走破した記録の持ち主。どんな危険な状況も一人で乗り越えてきたが、生涯ただ一度パーティを組んで登山をしたが、その時に遭難して不帰の人となる。
まあ登山シーン以外は飛ばして読みましたが、なかなか読み応えがありました。
私も一人で登っているといってもレベルが違います。今年は3000メートル級のアルプスにはまだ行かない(行けない)が、うーんあのレベルになるとやはり一人で行くのは危ないのかな。
新田次郎おもしろいね。