ワイルダーならどうする? ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話
ワイルダーならどうする?―ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話
- 作者: キャメロンクロウ,宮本高晴
- 出版社/メーカー: キネマ旬報社
- 発売日: 2000/12/19
- メディア: 単行本
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『情婦』の撮影の時、リハーサルにチャールズ・ロートンがやってきて、シーンを20通りの演じ方をしてみせて、これとこれを組み合わせたやり方でというと、翌日さらに21番目の演じ方を見つけたといって、昨 日の分と組み合わせて完璧に演じたというのを読んで驚いた。さらにインタビューアーが「ロートンの目だけにきちんと照明が当たってますね」というと「照明をあてたんじゃない。彼が当たるように動いたんだ」と語る。さすが 『夜の狩人』の監督だ。
キネマ旬報の本はいつも高く割りには編集のセンスが悪く、付属資料や写真がひどいのが難点だ。