ジャンヌ・ダルク

 99 リュック・ベッソンヴァージンシネマズ市川コルトンプラザ

 ベッソンによるコスプレ超大作。「フィフス・エレメント」の頃よりは格段に「女優」になっているので、ミラ・ジョヴォヴィッチが好きじゃないヒトは、ますます嫌いになるだろう。あの声でオーバーに怒り、泣き叫ばれたら、たまったものじゃない。
 映画監督が自分の恋人を主演に据えて映画を撮るのは別に珍しいことでもないが、その作品のスケールが大きければ大きいほど、その監督と主演女優の恋愛は破綻へと向かわざるを得ないのは何故だろう。ま、いずれにしても自分の恋人を使って 2時間半ものコスプレを撮れるというのは、うらやましい限りだが。 
(船越)