私説父物語

東野英心って東野英治郎の息子だったのね。不覚、知らなかった。英心が父を語ったというよりも、父に成り代わって英治郎の生涯を述懐する擬似自伝です。
新劇についての知識が皆無なのだけど、東野英治郎がすごい人と云うのはなんとなく知っていた。それでもやはり黄門様のインパクトが強くて、次に日本映画に入ると、たくさんの作品に出ている名脇役くらいかなと印象しかない。いやぁでもびっくりするね、生きる新劇の歴史じゃないの。また横穴が開いたなあ。丸山定夫杉村春子宇野重吉小沢栄太郎千田是也、伊藤熹朔、薄田研二…。どうしましょう。
東野英治郎自身が書いた本もあるのでそれを読んでから感想を改めて書きます。
映画との関わりについては、衣笠貞之介の紹介で京都下加茂の松竹映画に出るようになったのがはじまりです。
<東野英治郎映画出演リスト>