うその見分け方

いま読んでいる本に面白い記述があった。

過去に起こったことを視覚化するように求められると、目は普通、上にそして左に動く。だから先週自分が経験したウィニングキャッチを視覚化しようとする場合、上を見て、つづいて左に動かす(後略)
これに対してこれからのことを視覚化するようにいわれると、目は普通、上にそして右に動く。だから来週のゲームに向けて、勝負を決めるタッチダウンを視覚化しようとするなら、目を上げ、右に動かすといい。          

トップ・プレーヤーの目―スポーツ・ビジョン・トレーニング入門

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てなわけで、もしあなたが悪事を働いて問い詰められたときに、正直に白状するときは視線は上から左に動き過去の出来事を再現しながら話すだろう。反対にしらばっくれようとすると、視線は上から右に動き作り話をはじめるはずだ。これを使うと今後テレビ電話が普及すると浮気は一発でバレルようになるだろうね。
そういえば20年以上前にピエール&コリンズのポリティカル・フィクション「第五の騎手」を読んだとき、リビアカダフィ大佐とカーター大統領がテレビ電話で話す場面があり、そこで同じようなシステムの機械が出てきて、視線を追尾して米国大統領がウソをついているのがバレてしまう駆け引きがあり、へぇと思った記憶が甦った。人間って、けっこう動物の部分が残っているんで面白いですね。