小型映画についても覚書

Date: 2004-09-09 (Thu)
↓の本を読んだので久々に小型映画情報を調べたくなった。
デジタルヴィデオの世界ではこの秋HDV(高精細デジタル?)規格という新しいものが出てくるのだけど、まだどんな画質になるのかはまったくわからないのでいまのところ何も言えない。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030930/hdv.htm

ただ今の段階でヴィデオがフィルムに代わるものかは、
http://seigo.com/cinema/jp/top-menu.html
の「cinematographer's TIPSの“アナログとデジタルのゆくえ”」や他の記事の中で詳しく考察されているのでご一読ください。こちらのサイト大変勉強になります。

で、実際フィルムを使う場合、どんなことになっているかと検索するとこんな16mmカメラが出ていたのね。

  <AATON A-Minima>フランスのメーカー、スーパー16仕様。
http://www.sei8404.com/camera/aaton/a-minima/top.htm
専用のカートリッジ付き(?)フィルムも販売されている。
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/motion/products/negative/aminima.shtml
うーんこんな最新の機材は使わなくても持っていられたらいいなあ(手元不如意につき不可能)。でもスーパー16なんて規格はもはや終わったと思っていたが。そうか、ヨーロッパのテレビ番組用にはいまだにフィルムが多いし、ハイビジョンというか高精細放送規格用なのだろうね。それにドキュメンタリーだとスローモーションなどのコマ数変換が美しくできるのはやはりフィルムなのだろう。
あとは低予算映画市場を狙っているのかしらん。Vシネのような状況が世界中で起きているのだろうか。公開用のプリントは1本だけ作り、あとはビデオにするから16mmでいいと…。
HD24pのカメラの性能が疑問視を持たれているいまなら、AATON A-Minimaなどのスーパー16の方がテレビ番組や35mmブローアップとしては最適と売り出して、隙間市場を作りたいんだろうなあ。

でもさ、一方で16mmだとこんなカメラの使い方もあるんだよねえ。
  <ボレックス>
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/motion/newsletters/inCamera/jan2004/planetsP.shtml
ゼンマイ仕掛けのモーターでスーパー16に改造しているって、格好良いなあ。
こーんなカンジで入手も可能だ。
http://www.m-camera.com/etc/movie.html
使い方もこんな風に解説あります。
http://www.mediajoy.com/movie_club/bolex/index.html

この機種なら学校や公民館の倉庫に必ず眠っているはずだから、その気になれば探して使えるはずでしょう(メンテナンスがいるかもしれないが)。

オマケ。こんなカメラもあります。
http://film.club.ne.jp/item/used_16mm2003.htm

とは言っても、実際にはフィルム代と現像費でこれくらいはかかるようです。
最終的に上映プリントを作りたいのか、ビデオ仕上がりでいいのかで価格が変わると思います。
http://www.sutv.zaq.ne.jp/ttworks/a3.8.html
こちらのサイトも大変勉強になりますのでトップからご一読を。