大霧山

昼過ぎに天気が崩れる予報にもまーいいかと出掛ける。
ほぼ一年前にも来たコース。あれから一年経ったのかと思う。早かったなあ今年は、ホント。
ともかく13時ころから歩き始める。少し陽が差し込んでいる。寒いといってもそれほどでもない。
坂道を登り始め、切り通しのようなところに出る。強い風が拭き抜けると同時に、枯れ葉が木々の上からこちらに向かって降り注いでくる。木の葉のシャワーだ、とても気分が良い。
ああこういう風景に遭うために山に登ってたんだよなと再確認。
遠目から見ると、山のまだまだ紅葉が盛り、色とりどりで美しい。無人野菜スタンドで、ゆずが3個で100円。サトイモもたくさんあってこれも100円だった。
すれ違ったのは、三世代総出の7人グループのみ。枯れ葉をざくざくと踏みしめるのも心地よい。
やがて尾根に出ると、風が冷たくなりいつの間にか空が鉛色になっている。ここ最近はいつもこんなパターンだよな。
難なく大霧山の頂上に辿り着く。秩父の夜祭は昨日終わったけど、ここからでもよく見えただろうな。
白いモノがちらほら舞う。あら雪だ。コーヒーでも飲もうとバーナーで湯を沸かすがなかなか温まらない。雪がどんどん降ってくる。体感温度が零度に近いんじゃないでしょうか。あきらめて歩き出すと、開けた場所では、横殴りの雪になり顔にばしばしと当たる。林の中だと吹き込まないので助かる。
定峰峠から降りてすぐに舗装された林道に出る。
雪が杉に積もり出し、いい感じ。これだけ雪が降っていても、歩みを止めると、なんの音もしない。まったくの無音の世界に浸る。明日の朝には、ここらの山はみんな雪化粧だろうな。里に下りるに従い、雪はみぞれに変わる。16時にクルマに戻る。汗を掻いて、久しぶりのリフレッシュでした。体力的にはどうかな。さっき一瞬立ち眩んだからなあ。