座頭市血煙り街道

三隅研次（1967）
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD22328/index.html
近衛十四郎すばらしい！！松方弘樹がどうしてもオヤジには勝てないと言っている理由がわかったような気がする。ラストのすごい殺陣だけでゴハン何杯でも食べられます。おかずはいらない。誰かが書いていたけど、本当に人を斬っているような近衛の殺陣とはよく言ったものだ。
笠原良三のひどいシナリオは置いといても、ラストああいう風にしたのは誰のアイディアなのか知りたい。あれはシナリオでは書けるものではないと思うが。ああいうふうにしないと終われないのは現場にいないと考えつかないんじゃないか。あ、でも近衛のアップがやたら多いか、それでも大映と東映のスターという格の配慮の問題だけじゃないような気もするんだけど考えすぎかなあ。
この年齢になって時代劇に目覚めたのはよかったと思っている。もっと若いときに観たら派手なところにしか目が行かなかったかもしれないとつくづく感じる。不思議なものですなあ。