ドリームキャッチャー

Date: 2003-12-24 (Wed)
DVDで。
…いやあ、これおもしろいんだよね、おもしろいはずなんだけど、あれですよ、まあなんというか、うーむ困った。キングの小説ぜんぶとここ20年のハリウッド製のホラーやSF映画の要素を袋に詰めて、くしゃくしゃにしてゴミ箱に捨てて、まんま底の方でぎゅーっと押しつぶされたモノを取り出してみたらこんなになりましたというカンジなでしたねえ。
キングの映画化がほとんど全部がダメというのはわかっていたんだけど、ローレンス・カスダンのテレビっぽい演出で、ウィリアム・ゴールドマン御大の脚色ならイケるのではと思った私が悪うござんした。
キングが交通事故後にリハビリも兼ねて書いたので気軽なネタを使ったのかなあ。
それにしてもインタビューでもみんなが言う、トイレが云々というのはピンとこないんだよね。『サイコ』ではシャワーだったが、この作品ではトイレを使ったんだどうだって言われても、西洋人と東洋人の糞尿譚に対するメンタリティの違いなのでしょうね。
ビールでも飲みながら観るのには良いです、まあそんなにマジメな映画じゃないですから。