父親たちの星条旗

うーむよくわからん。イーストウッドについては語りたい方々にお任せします。星条旗とかも出てくるしね(ちょっとイヤミな言い方かな)。
硫黄島からの手紙』を観ないとなんとも言えない気がする。本当にはじめから二部作だったのかなあ?
というのも、本当は『硫黄島からの手紙』がやりたくて、ワーナー・ブラザースに話を持って行ったけど首脳部に、あなたの映画は地味でましてや日本人が主人公のアメリカ映画なんて誰が見るんだと蹴られた。それをスピルバーグが見かねて名義を貸して製作はウチのドリームワークスがやるから、配給はワーナーさんでねと話を付ける。そこにちょうど渡辺謙というハリウッドも納得する日本人スターが出てきたので興行側への担保がみつかる。イーストウッドアカデミー賞も総嘗めしたから、監督としてのネームバリューも出ただろう。と風向きが変わってきたので満を持して製作に入れた。ただし保険として、やはりアメリカ人が主役の映画も作っておこうという配慮があったのではないか。
邪推ですが。
上手いんだけど、軽いし削りすぎて短いのが気になる。七十余歳の監督に粘りを求めるのは酷ですが、あっさりしすぎているんじゃないの。果たして力の配分が二作のあいだでどうなっているのだろうかというのがずっと気になってました。
なので12/9の公開まで待とうと思います。

ところでなんでVFXデジタル・ドメインなんですかね?