フィルムセンター常設展「映画遺産」

7階のワンフロアを使って、寄贈されたありったけの倉庫にあった資料を展示したってカンジなもの。全部展示を読んで映像を見ると3時間くらいかかる。ただね、ここにくれば「日本映画史」がわかるってもんじゃないという態度が見え隠れするのが問題だ。確かに学術的に貴重なものも多いのだろうが、モノの説明だけの近視眼的で時代背景等を鳥瞰できるほど展示ができていない。一体誰が見て楽しいかなにがわかるのかが不明。たぶん展示をしている方々が一番楽しいんじゃないでしょうか。高校の文化祭と同じですな。見せる工夫が足りない。予算が無いですべてが収まるお役所仕事はこんなものでしょうね。近くに来て時間があるときに寄ると良いです。